スントの誕生

元々スントは腕時計メーカーとしてスタートしたわけではありません。
フィンランドのヴァンターあるスント社はダイビング機器、コンパスのトップメーカーとして君臨しているブランドです。

1936年にトゥオマス・ヴォホロネン氏によって溶液充填型のコンパスが発明されたのがスントの始まり。
そのコンパスは第二次世界大戦中での必須品となり、コンパス業界ではトップシェアを誇るブランドにまで成長したのです。

次にこの知識を活かしたスントは80年代に水圧、水温を測定して安全なダイビングを提供できる、ダイブコンピューターを開発。
実際にこのコンピューターが出来てからというもの、ダイビングの事故が劇的に減ったという結果が出ています。
このことからもスントはダイブコンピューターとしてもトップシェアを誇るブランドに着々と発展していきました。

そして私が知っているスントが登場するのは90年代のこと。
「ベクター」と呼ばれる高度、天候変化、気温、時間、方角などの正確な情報を得ることができる腕時計を発表。
これは腕時計と言う名の小型コンピューターだと当時は評判を呼んだようです。

アルピニストからすれば、運任せの情報を明確に知ることができるアイテムとして絶大なる信頼を得ます。
環境に合わせ自分も管理できるというのがスントの特徴だと思います。

現場で培われたコンパス、ダイブコンピューターが腕時計へと進化し、全てのアスリートにとって必須アイテムとなったのです。